セルフライナーノート『花が吹く』
じんです。
始まるかどうかわからない、というセルフライナーノートは、案の定200日以上始まらなかったのですが、まあ今更始めてみようと思います。
というわけで、「春盤/夜盤」の1曲目を飾る『花が吹く』です。
この曲は、Qu-nel asobとしても代表曲という扱いで、曲ができてからはほぼ皆勤でライブ演奏してるんじゃないかなあ。
ギターとピアノ、鍵盤ハーモニカの前奏ののち、ドラムとベースからゆったり始まり、ボーカルが入ってくる。王道っぽいけど、厳かで好きな入り方です。
この曲は、Qu-nel asobの音的な特徴がいろいろ入っていて、そういう意味でも名刺代わりな曲です。
各パートがそれぞれいい感じに見せ場を作ってるんで、ぜひじっくり聴いていただきたい。
示唆的な、美しい歌詞もみどころです。
この曲は、最初に作ったときは仮タイトルが『スペアザ』だったはずです。
まあ、あのスペアザさんですね。
「スペアザっぽい曲やりたい!」っつってやりはじめたんだかだったかな?
そんな感じで夏樹さんが元曲を持ってきてくれたわけです。
で、いったん曲がかたちになったのだけど。
確か私が「普通すぎてつまらない。こんなんじゃいやだ」と言って、結局みんなでアレンジをこねくりまわしまくった経緯があります。
(私に限らず、こういう感じでストップかけてやり直しまくることはよくあります。そのたびに頭をひねる割合が高いのは、なんか夏樹さんの割合が高いような気がする。いつもすみません。)
んで、なんとか今のかたちに近い感じでまとまってきていたわけです。
それでも、なんか音がジャキジャキしすぎているかなあ、と思っていたのですが。
幸運なことに、その時期にあやさんが加入してくれたわけです。
鍵盤ハーモニカの音が入って、「これだ!」と。
そんな経緯で、今のかたちになったわけです。
ところで、「花が吹く」って耳慣れない言葉です。
ので、よく「花が咲く」と間違えられたりします。
このタイトルの意味は、ボーカルのさーやさんに直接尋ねてみてもらえばと思います。
(私も前に聞いたけど、はっきり説明できないので。)