作曲について
どうもです。権頭です。
けっこう、ライブをした後なんかに、ほかのバンドの人と話のとっかかりにしがちなのが、「どうやって作曲してるんですか?って話題。
社交性の低いQu-nel asobはほとんど聞かれたことがないので、ここで勝手に語ろうと思います。
作曲者
バンドの作曲って、まず「メインの作曲者がいるかいないか」で大きく分けられる。
(ほぼ)1人だけが作曲をするってケースか、そうでないかということ。
Qu-nel asobの場合は、楽曲一覧を見てもらえばわかるとおり、決まった作曲者はいないです。スタンドっぽく言うと、複数作曲者タイプ。
夏樹さん、アキ君、さーやさん、権頭の4人がクレジットされとります。
6人中4人。
とはいえあやさんも作曲できる人だし、音楽の素養が一番ある久美子さんもいるので、全方位から作曲できるはずです。たぶん。
今のところ、ライブでやったことがあるのは11曲かな?
権頭は2曲あって、他は3人が3~4曲ずつ。(数えるのがめんどくさかったので適当。)
まあ、まんべんなく作ってる感じですね。
作曲方法
あと、作曲の方法ってのもバンドによってそれぞれあるはずです。
なんとなく分類してみました。
■パッケージ持ち込みタイプ
作曲者がきっちり作りこんでくるタイプ。
コードやメロディはもちろん、ドラム、ベース、ギターなども打ち込みで作ってきたりする。
どれくらいの完成度で持ってくるかは人によって違うけど、ほぼほぼ作りこんできて、楽譜を渡すっていう、吹奏楽部みたいなバンドもあるみたいですね。すごい。。
■未完成品持ち込みタイプ
「メロディだけ」「コードだけ」とか、「メロディとコードだけ」とか。
場合によっては、「サビのメロディだけ」とか、部品だけ持ってくることもある模様。
リフだけ、とか。
それを元に、バンドメンバーで作っていくという方法。
■セッション作り上げタイプ
即興で演奏して、それを形にしていく方法。
適当に楽器を合わせて、「おっ、それいいね!」となったのを覚えておいて、しっかり曲に落とし込む・・・といった方法。
そもそも「曲」として形にしないで、セッションだけを楽しむってバンドもありますよね。
たぶん、ほとんどのバンドは上記3つでやっている。はず。
でもまあ、実際これらの3つがちょっとずつ合わさって曲ができてたりするので、きっちり分類するのは難しいかも。
クーネルの場合は、アキ君は「パッケージ」タイプ。打ち込みや宅録を駆使して、完成度の高い音源をつくって来てくれます。
でも、「一応作ってきたけど、この通りじゃなくていい。みんなに任せる」というスタンスなので、非常にやりやすい。
もともといい感じでつくってきてくれるから、基本はそのままで、ってことが多いけど。
『3月』『メロディ』なんかはそうですね。
『まとも』は、セッションでできたのをパッケージにして持ってきた複合型ですね。
夏樹さんは、パッケージなこともあるし、セッションをパッケージしてきてくれることもあるし、リフを考えてもってきてくれることもあるし。万能ですね。
作曲数も一番多いのかな?
『それから』はパッケージで持ってきてくれたけど、編曲結構変わった気がしますね。
他は、セッションでできたものをきっちり形にしてくれた、ってパターンが多いのかな。
さーやさんは、セッションをしながら、楽器に合わせてメロディをつけてくれるってパターンですね。今のところ全部そうかな。
コードとかがあるものに上からメロディつけるのってすごいよなあ。。
権頭の場合は、ごくごく簡単な謎のコードにテキトーなメロディをつけて持って行って「あとは何とかしてくれないですかね?」というパターンのみです。
「作曲者」の定義
で、ここで問題になるのが、「作曲者」の定義。
「曲」と一口に言っても、いろいろな要素があるわけです。
歌のメロディがあって、コード進行もある。もっと言えばギターやピアノなどの旋律だって、伴奏とは言え「メロディ」と言えるわけだし、ベースラインだってあるし、リズムだってある。
どっからが作曲やねん?って話になります。
だいたい、上記にあるように、作曲方法だっていろいろあるわけで。
明確な定義があるのか?ってちょっと調べてみたけど、よくわかりませんでした。
メロディだっていう説もあるし、海外ではコードだ、なんて意見もあったし。
これはもう、自分たちで決めるしかないわけです。
とりあえず「メロディをつくった人」が作曲者だということにしました。
なので、セッションでできた曲も、最終的に歌のメロディをつけた人が作曲者だ、と。
例えば『ヒカゲムシ』。このリフは夏樹さんが持って来たけど、歌のメロディをつけたのはさーやさんなので、さーやさんが作曲者だということにしました。
まあ、いろいろ書きましたが、Qu-nel asobの曲は、いろんな成り立ち方がありますが、このメンバーたちがいるからこそできた音楽です。
大切にじっくりじっくり練りながら悩みながら楽しみながらつくっている曲なので、聴いてくださる方にも愛でていただけると、本当に嬉しいです。
そんな感じです。
ではでは。